シーズン1、エピソード2: 検事は悪人で、弁護士は正義の味方なのか。本当に被害者の立場に立っているのはどちらなのか。 久利生(木村拓哉)の前に、顔じゅうアザだらけの青年が拘引されてきた。青年は高井戸謙介(大柴邦彦)、21歳。謙介は友人と帰宅途中、すれ違った菓子職人にいきなり十発、顔などを殴られ、身をかわしたはずみに菓子職人は階段から落ち死亡したと「正当防衛」を主張していた。 ところが、久利生の前に座った謙介は完全黙秘。一緒にいた友人の調書は、謙介の正当防衛という主張を裏付けていた。代議士の息子でもある謙介には大物弁護士が付いていた。あまりに揃いすぎている。作為を直感した久利生は、処理しなければならない仕事を放り出し、自ら捜査を始めるのだった。 おかげで、久利生に随行する舞子(松たか子)はK1の試合を見に行けなくなり、久利生がやり残している仕事を、替わって処理するハメになった美鈴(大塚寧々)や芝山(阿部寛)、遠藤(八嶋智人)らはカンカン。 勝手な行動をとる久利生に牛丸(角野卓造)もハラハラ。
