シーズン1、エピソード5: 若葉(矢田亜希子)とラブホテルを出てきた欧介(堤真一)に出くわした桜子(松嶋菜々子)は「口先だけの最低男」と一喝。欧介は佐久間(西村雅彦)や粕屋(筧利夫)らから「男と女がラブホテルに入り何もしないなんて考えられない」など責められ、自己嫌悪に陥っていた。 海外から帰った桜子は空港で、昔の同級生にばったり出会い、同窓会に誘われる。貧しかった子供時代を思い出しながらも、「同窓会も成婚率の高い合コン」と桜子は同窓会に出ようと決めていた。 なみ(須藤理彩)が桜子に会合に着ていく服を借りにやって来る。狭いアパートに服がびっしり。目を見張るなみに、桜子は「一度来たものは着ない」とビシッと言ってのける。 欧介が魚春に帰ると富士子(市毛良枝)とともに若葉が働いていた。「この間は何もなかった」 と若葉から先日のラブホテルでのことを聞きホッとする欧介。 同窓会に出席した桜子。貧しかった子供時代を知る出席者は、美しく変身した桜子にボー然。そこに中学時代から皆の憧れの的だった宮脇(浜田学)が入ってくる。宮脇は有名ブランド服を扱う仕事で成功していると聞いた桜子は宮脇に接近、宮脇も桜子を目ざとく見つけて近づいてきた。男にビーフシチューをこぼすという、いつもの手を使おうとする桜子だが、逆に宮脇にワインをこぼされてしまう。「店にある服をなんでもプレゼントする」と言う宮脇の、これが女を引っかける手だった。そんなプレーボーイ的な宮脇を見て複雑な心境になる桜子。 桜子が家に帰ると部屋から煙が上がっている。次第に煙は大きくなり、服を取りに戻ろうとする桜子は近所の人に抑えられてしまう。 そこへ欧介が通りかかった。桜子の家は豪華マンションだと思っていたのでびっくりする欧介だが、炎のなか、欧介は桜子のため服を取りに入っていった。
