シーズン1、エピソード5: 春日局(麻生祐未)が、有功(堺雅人)に代わる家光(多部未華子)の側室として、江戸市中から町人の捨蔵(窪田正孝)という美形の男を連れて来た。ほどなく、有功はじめ大奥の御中臈たちと面会した捨蔵は、悪気は無いものの「(有功に)子種が無いから、代わりに上様のお床のお相手をするため来た」と言う。顔だけは美しい捨蔵だが、仕草・立ち振る舞いのどこをとっても有功とは比べものにならず、春日局は苛立ちを隠せない。そこで春日局は、なんと有功に捨蔵の後見をするよう命ずる。腹を立てる玉栄(田中聖)に、有功は自分に言い聞かせるように「上様の心が揺らぐはずがない」と言うのだった。 一方、新しい側室が来ることが決まってから、家光にも変化が出てきた。周囲には、今までと変わりないように見えるものの、家光は春日局と距離を置くようになったのである。そして、いよいよ捨蔵が家光の寝所へ上がる日がやってくる。その時、有功は…。