シーズン1、エピソード2: ある朝、千春(深津絵里)が希美(常盤貴子)のアパートへやってきた。親友が抜け駆けで医者と結婚する、それが悔しい、親友なんて信じられない、と言うのだ。すると、隣家・大沢家のいつもの夫婦喧嘩(もたいまさこ・津村鷹志)が始まった。「いつになったら一戸建てが買えるのよ」「いつか買えるさ」「結婚する時約束したじゃない」・・・。娘の一子(山田優)はため息をついて、うんざりした様子である。プロのダンサーになれたらと一途に夢を追う一子を希美だけは理解し応援していた。 ともかく、千春の用件は、友人の結婚話なんかではなく、先日、温泉まくら芸者から希美を救ってやった報酬を請求しに来たのだった。 その日、千春の勤める大野コンサルティングに沢木という大工(川端竜太)が会社設立の相談にやって来た。千春が担当になった。いい男である。ほくそえむ千春だった。ところが、その時、事務所に希美も訪れた。朝、請求された報酬の一部を持参したのだったが、希美も沢木に秋波を送り、2人の女は火花を散らす。 一方、東京の高校に編入した希美の弟・優太(山下智久)は学校でいじめられているようである。心配する希美だったが、優太は「心配なんかすることない」と言うのだ・・・。
