シーズン1、エピソード1: 東京地検城西支部は、代議士と大手建設会社の癒着にメスを入れ、強制捜査に着手した。その日、青森地検から若手検事・久利生公平(木村拓哉)が転勤してきた。定期異動の時期でないときだけに、同支部の検事や事務官たちは「どんな奴が来るのか」と噂する。 雨宮舞子(松たか子)は自分のステップアップになるかもしれないと、自ら久利生公平の担当事務官に立候補するが、その久利生がダークスーツではなくラフな格好で初登庁し、中村美鈴(大塚寧々)、芝山豊(阿部寛)、江上達夫(勝村政信)ら検事達、末次隆之(小日向文世)、遠藤賢司(八嶋智人)ら事務官達はア然。 当然、雨宮舞子も彼が中卒、大検を受け、司法試験を受け検事になったという異色の経歴に驚く。そして彼の仕事のやり方が、あまりにも変わっているので、雨宮は刑事部部長・牛丸豊(角野卓造)に、担当を外してくれと頼むが、聞き入れてもらえない。 型破りな捜査、しかし的確な洞察力をもった久利生。事件の大小を問わず次々真実を突き止め、事件を解決していく。そんな彼を次席検事の鍋島利光(児玉清)だけは期待を寄せているようだ。久利生公平が現れたことによって、エリート意識ばかり強い支部の面々が時には反発し、時には感化されていく・・・。
