
S1, E5: 都倉(織田裕二)と由希子(松雪泰子)は21年前の事故の詳細を調べるため、山梨県富士美警察署を訪れ、粘った末に当時の事故の通報者の情報を得る。そして、通報者から都倉の母・亜紀枝(八木小織)が働いていた養護施設で何度か見たことのある男と事故現場近くで会ったというが、その男の名前はわからないという。ただし、その養護施設で亜紀枝と一緒に働いていた橘真理子(高林由紀子)について教えてもらう。一方、泉田病院では安藤(石黒賢)の提案で始めた関連会社が多額の赤字を出しており、慶一郎(長塚京三)から緊急に穴埋めの対応策を求められ、安藤が窮地に立たされていた。そこで俊介(阿部寛)はドクター1人あたり年間100例のオペをこなし、病院の評判を上げればいいと提案する。そんな中、真理子のもとに駆けつけた都倉と由希子だったが、真理子は胸部解離性大動脈瘤で昏睡状態にあった。病院ではもう手の施しようがないと言われ、娘・葉子(中込佐知子)も半ば諦めていた。だが、都倉はどうしても諦めきれず、院長・古手川圭三(浜田晃)に自分のところに転院させて欲しいと頼むが、古手川は首を縦に振らなかった。その時、都倉の携帯に安藤から連絡が入り、切羽詰まった様子で「今から病院の方にきていただけませんか」と言う。泉田病院に戻った都倉に伝えられたのは、公開オペをやって欲しいということだった。都倉は迷いながらも真理子だったら公開オペをしてもいいと答える。安藤はすぐさま古手川の病院に駆けつけ、了承を得る。公開オペ当日、多くの医師や医療ジャーナリストたちが集まる中、都倉は見事に手術を成功させる。手術後、由希子のもとに葉子がやってきて、都倉へのお礼の手紙と都倉の母が写っている写真を由希子に預けるが、その写真を見た由希子は驚愕。そこに、都倉が通りかかる。言葉も出ず、ただ都倉を見つめる由希子。不審に思った都倉は写真を手に取って見るが、そこには…!?