いつもふたりで
決意のキス
シーズン1 エピソード5:
小説家になることを断念し、森永健太(坂口憲ニ)の付き添いで書き溜めた小説を燃やす“夢のお葬式”をした谷町瑞穂(松たか子)は『楓書房』への出社を開始。村越亮介(黒沢年雄)の『村越書店』にも再び通い始める。以前より元気に見える瑞穂が手がける新人作家、手塚幸子(石田未来)の小説も完成に近づいた。一方、奥田直之(葛山信吾)は大御所作家、大坪重樹(和田周)の新作出版契約を取りつける。 瑞穂の強さを自分と比較してしまう健太は、まだ構成作家陣の信頼を得られず苦悩していた。藤原央子(長谷川京子)は、不破圭二朗(西村雅彦)に会えず切ない思いをかみしめている。そして、我慢できずに事務所を訪ねてしまった央子は、マネージャーの佐原敦子(西牟田恵)に、自分の立場をわきまえて欲しいと釘を刺されてしまう。 大坪の還暦パーティーに、直之と出席した瑞穂は、健太と不破に出会う。不破は瑞穂に興味ありげで、飲みに行こうと誘ってくる。しかし、瑞穂は央子の件も知っているため不破を好きになれず、誘いにも乗らない。健太たちと別れた瑞穂と直之は、大坪から新作出版の件を快諾されて大喜び。そんな2人を大手出版社の吉岡(東根作寿英)がじっと見ていた。帰り際、吉岡が直之に声をかけてくる。なんと、吉岡は幸子の小説を自分の出版社で扱うことになったと言うのだ。瑞穂と直之は、驚きを隠せない。そういえば、瑞穂は最近、幸子との連絡が取れなくなっていた。 いったい幸子に何があったのか?チーフとして構成作家たちをまとめられない健太の苦悩に光明は射すのか?そして、央子の不破への思いは・・・。