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テレビ熊本ドキュメンタリードラマ郷土の偉人シリーズ第32作 夏目漱石~吾輩が愛した肥後の国より~、エピソード1: 夏目漱石は1916年(大正5年)12月9日、満50歳まで1カ月足らずというところで亡くなりました。その約50年の人生の中で故郷の東京を離れて暮らしたのは、松山時代1年、熊本時代4年3カ月、ロンドン留学の2年で、最も長いのが熊本です。 漱石は、「教師に向かない」と自省しつつも、生徒の英語力を高めるために尽くした生活でした。優秀な教師を集めることにも尽力し、山川信次郎など東大時代の親友を招くなどしました。そんな熊本での生活の中で、結婚をして、娘が生まれ、多くの俳句を詠み、文家としての精神的ルーツを熊本で育んだのは間違いありません。 漱石の周辺にいた実在の人物や、実体験に基づいた出来事をモチーフとし、細かな観察力で描写・構成する小説が多い漱石作品のなかで、4年3カ月の熊本時代が、少なからず漱石作品に落とし込まれています。 この番組では、改めて夏目漱石の英語教師としての垣間見える生徒思いの一面や、熊本での生活が、後の作品制作につながったことを漱石の生き様と共にコミカルに描きます。
ドラマ · 2025年1月19日 · 1時間4分