真実の親子愛

真実の親子愛

視聴可能: FOD
シーズン1 エピソード1: 2006年秋、東京。小学校教師の石原里子(佐藤江梨子)は、同じ小学校で美術を教えながら画家を目指す夫・雄介(宅間孝行)と、生まれたばかりの一人娘・春子と、義父母の壮一(柄本明)、弘江(岡まゆみ)とともに、ささやかながら幸せな生活を送っていた。春子のお食い初めに沸く石原家。里子はまさに幸せの絶頂だった。そんな里子には気がかりなことが。孤独な子供時代を施設で共に過ごし、将来絶対に幸せになろうと誓い合った親友・順子(宮地真緒)と連絡が取れないこと。そして、夫・雄介が極度のスランプに陥り絵が描けなくなっていることだ。産休が明け、1年ぶりに職場復帰した里子は、1年生の中に順子の息子だと思われる児童がいることを知り、家を訪ねる。玄関に出てきたのはまぎれもなく順子なのだが・・・。同じ頃、名古屋。門弟三万人を抱える一大流派、茶道枝川流第17代家元・枝川大造(竜雷太)は頭を抱えていた。秘書の照(いしのようこ)には心の内を打ち明ける大造。還暦を迎え、目の不自由な娘・まき(遠藤久美子)を残して逝くことが怖いのだと。大造は、娘・まきの目から光を奪い、子どもを産めない体にしてしまった8年前の事故のことを思い起こす。娘の幸せのためなら何でもする、悲壮な決意をする大造で・・・。