
シーズン1、エピソード3: 谷町瑞穂(松たか子)は、森永健太(坂口憲ニ)のマンションに本格的にお引っ越し。実家から、自分の家財道具を送ってもらい、当分動きそうな気配はない。一方、『楓書房』でも、若社長の奥田直之(葛山信吾)が文藝部復活を本格化。瑞穂は、あくまで秘書として働きたいのだが、直之には編集をやらされそう。健太は、チーフ構成作家の溝口(深水三章)から自分の仕事を引き継ぐようにと言い渡される。ならば・・・と、瑞穂は自分の小説を直之や星野(塚地武雅)に見せるのだが、みんな読み出した途端に居眠り。 編集部の人も、健太や孝平(瑛太)からも小説を評価してもらえない瑞穂は、青木依子(木村多江)に紹介された新人作家に会ってビックリ。なんと彼女、手塚幸子(石田未来)は女子高校生だった。しかも、初めて書いた小説と聞いて、瑞穂は落ち込んでしまう。 それでもめげない瑞穂は『村越書店』の店主、村越亮介(黒沢年雄)に自分の小説を読んでもらおうと書店への日参を始める。村越は、業界で“神の目”と噂される男。村越が目をつけ、店に本を置いた作家は無名でも売れるらしい。だが、村越は瑞穂の小説を読もうとしない。 健太はチーフとして作家たちとミーティングを始めていた。だが、誰も健太の考えについてきてくれない。それどころか、軽く無視されているような雰囲気。その様子を不破(西村雅彦)も感じていた。収録スタジオで、健太にチーフ昇格へのやっかみを気にするなと言う不破。そして、不破は央子(長谷川京子)との約束に遅れそうなので、健太に行って欲しいと頼む。健太は、渋々と不破が央子と待ち合わせたレストランへ。一方、瑞穂は毎日のように『村越書店』を訪ねるのだが、村越は一向に原稿を読んでくれない。書店からの帰り道、瑞穂はレストランから出てきた健太と央子にバッタリ出会って・・・。