
シーズン1、エピソード3: 泉田病院で21年間植物状態が続く患者・田中茂(佐戸井けん太)に覚醒の兆候が表れた。それに気づいた都倉(織田裕二)は会議で担当の熱川治虫(渡辺いっけい)に田中の事情を聞く。しかし、熱川をはじめ、泉田家の次男・信哉(松岡俊介)、俊介(阿部寛)も田中について詳しいことは知らないと言う。その時、看護師の広田マキ(田中美里)が「田中の指が動いた」と、会議室に飛び込んできた。一同が駆けつけるが田中の様子に変化は見られなかった。都倉は田中の検査を主張するが、慶一郎(長塚京三)と俊介に阻まれてしまう。その様子を見ていた信哉が都倉に田中のレントゲン写真をこっそり差し出す。すると都倉は、田中が植物状態になった原因を推察する。そこに慶一郎が現れ、写真は取り上げられてしまうが、都倉の脳裏に閃くものがあった。一方、由希子(松雪泰子)は都倉からカフェに呼び出される。由希子と都倉が話していると店の外から悲鳴が。それは多田大輔(KEE)に絡まれていた泉田家の長女・香織(山田麻衣子)のもので、由希子は香織を救う。その時、多田はナイフを振り回し、誤って通りがかりの門松丈二(田中啓三)の胸に突き立ててしまう。都倉は近所の医院に門松を運び込み、由希子に手伝わせてオペを行う。都倉の卓越した技術により門松は一命を取り留めた。その後、都倉は由希子に21年前に山梨で起こった交通事故について調べて欲しいと言う。翌日、都倉のもとを訪れた香織は事件の口止め料だと言って、慶一郎の部屋から盗んできた田中のレントゲン写真を渡す。写真に挟まっていた資料を見て都倉が確信したのは…。一方、都倉に頼まれていた事件のデータを昔の恋人・宇波康裕(乃木涼介)からもらった由希子は、資料を見ていくうちにある1件に目を止め、言葉を失う…。