仇討大殺陣

仇討大殺陣

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シーズン1 エピソード2: 三宅備後守忠康(北村総一郎)は、将軍家の行列が通る箱根・仙石原で、中山安兵衛に匹敵する仇討を演出し、将軍家に田原藩の名声をとどろかせ世間にも誇ろうと考えた。先年、田原藩の元勘定方組頭、大田原帯刀(志村喬)が、補佐役、稲葉主膳を果し合いで討取ったが、忠康はこの事件を利用して、主膳の子、与一郎兄弟に親の仇として帯刀を討たせようと仕組んだのである。しかし、帯刀が主膳を討ったのにはわけがあった。その頃、主膳をはじめ十五人が、藩の公金を横領しているのを知った帯刀は、藩のためにこの事実を公けにせず、尋常の果しあいと称して公金横領の首領である主膳を討ったのだった。清兵衛(山村聡)は、帯刀からこの話をきき、文十郎(田村高廣)、平内(中谷一郎)、利吉(津坂匡章)を集め、与一郎兄弟の助太刀にまわった田原藩の十五人の侍を始末し、帯刀を当の相手、与一郎兄弟とまっとうに立ち合わせる手筈をととのえた…。©松竹・ABC