第２話

シーズン1、エピソード2: リウ･ランが手がけていた食品関連事件は、リン･シャオイエンの介入によって完全に制御不能に陥り、財団に不利な証拠が公に暴露され、リウ･ランは不名誉な告発を受け、罪を着せられ、法律事務所をクビになった上に巨額の賠償金を負うことになる。これにより、彼の人生は頂点から一気に谷底に転落した。リウ･ランは日頃、自分のようなハイレベルな人間は仕事に困ることはないと自負していた。だが、ネットにはリウ･ランの不名誉な情報が出回り、いかに彼に実力があっても、どの法律事務所からも採用を断られてしまう。これまでの貯金も底をついた。食べる物にも事欠く恐れがある上に、自分にはリャンリャンまでいる。リウ･ランは諦めることなく仕事を探し続ける一方で、一刻も早く疫病神のリャンリャンを追い払おうと焦る。リャンリャンとの親子鑑定を行いつつ、過去のガールフレンドの中からリャンリャンの母親に当たりそうな女性を思い返してみた。リャンリャンの出現は、人生を甘く見て遊び倒した報いなのか？それともこの子は悲しき遺児なのか？はたまた誰かのいたずらか？一方、リン･シャオイエンも大きなプレッシャーにさらされていた。正義感から食品関連事件の黒幕を暴いたものの、依頼人に然るべき利益をもたらすことはできなかった。正義とは何か？彼女は答えを見いだせずにいた。