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黒革の手帖(1982年)、エピソード2: 元子(山本陽子)は波子(万田久子)の店を潰すために楢林産婦人科の婦長・市子(渡辺美佐子) を利用することを思いつく。市子を呼び出した元子は、楢林(三国連太郎)が波子に二億円以上の金を使っていることを告げた。楢林に捧げた二十五年間を踏みにじられた思いの市子は、波子を追い落として楢林をこらしめるためという元子の言葉を信じて、病院の裏帳簿を元子に見せる。楢林病院の隠し預金は四億二千万円にのぼっていた。元子は黒革の手帖にしっかりとメモした。 そうした元子の動きに目を光らせておくよう、安島(田村正和) が命じられていることを元子はまだ知らない。安島が店に現れると、なぜか心安まるものがあることを元子は感じていた。 数日後、元子は楢林を誘い出した。浮気ごころをくすぐられてついてきた楢林と一緒に旅館に入った元子は、楢林に五千万円の借金を申し込む。楢林は頭ごなしに拒絶するが、元子は落ちつき払って黒革の手帖を取り出した。
ドラマ · 2022年8月1日 · 45分