Episode 2
S1, E2: 第2話: 張丞相が沈渡の情報を得るために、顔幸の姉である顔采薇を婚姻相手に選んだことを知った顔幸。沈渡は太皇太后から幾度も賜婚を受けながら、そのたびに花嫁を恐怖に陥れて逃がすという常套手段を用いてきた。今回も顔家の三娘・顔采薇を娶るはずであったが、采薇には思い人がいて結婚を嫌がり、式の直前に姿を消してしまう。張丞相の命令に背くことで顔家の危機が訪れると思った顔幸は、婚姻を取りやめるよう沈渡に頼み込むが、婚礼の日になっても采薇は見つからない。追い詰められた家族を救うため、庶女の顔幸は父母の反対を押し切り、姉に代わって婚礼衣装に身を包み、輿へと乗り込み、自分が代わりに嫁ぐことを決意する。太皇太后は「顔家の娘」としか命じておらず、顔幸はその隙をついて沈渡の正妻となる。親友・陸垂垂は驚くが、顔幸は「心配しないで」と笑顔を見せる。しかし、嫁ぎ先の沈家は祝いの華やかさもなく、死んだように静まり返っていた。偏殿に通された顔幸は、自ら生辰八字を口にして「正妻である」と示そうとする。沈渡はその強気な態度に、他の花嫁とは違う特別さを感じ取るが、冷酷に「本物の妻になるつもりは許さぬ」と告げ、顔幸をただの人質同然の存在として扱う。一方、沈渡もまた、その胸の内に複雑な思惑を隠しており、廟堂で貧しい学生が自害した事件が起こり、沈渡は捜査を開始する。二人の運命が交錯する時、新たな事件の知らせが舞い込み、物語は予測不能な方向へと動き出す。
