シーズン1、エピソード5: 黒革の手帖を武器にのし上がろうとする元子(山本陽子)に、銀座のママ族の目は冷たい。そして元子のためにエリート銀行員の座から滑り落ちた村井(井上孝雄)も報復の機会を狙っていた。村井は市子(渡辺美佐子)に近づき、元子が楢林病院から五千万円を巻き上げたいきさつを話す。だまされたと知った市子の元子への憎しみは激しかった。さらに、元子が予備校理事長、橋田(ハナ肇)所有の料亭・梅村を狙っていることを知った長谷川(小沢栄太郎)たちは、これを機会に元子の野望を一挙にたたきつぶす計画を練った。橋田の予備校が某医科大学に大量の裏口入学をあっせんしているように見せかけたニセの名簿を、それとなく元子の手に握らせて、元子がその名簿を利用した途端にドンデン返しで無一文になるように仕掛けるというのだ。長谷川は、その名簿を安島(田村正和)から元子の手に入るよう仕向ける。元子の身を案じながらも、安島は長谷川の意のままに操られてしまう。
