鬼嫁日記
節約3万円地獄
鬼嫁日記、エピソード2:
一馬(ゴリ)は月3万円のお小遣いをもらっているが、早苗(観月ありさ)は必要にかられると、この中からちゃっかり徴収していく。給料は夫婦の共有財産と納得してはいるが、早苗はお金を使うのが好きなので、一馬は家計のことが心配でならない。だから職場の温泉旅行につい参加すると返事したものの、会費が3万円と聞いて後悔した。 早苗はスポーツクラブで健児(永井大)から勧められたホテルのレディースプランに今度の週末、まどか(遠藤由実)を連れて冴子(滝沢沙織)とあゆみ(井上和香)と出かけると言い出した。会費はくしくも同じ3万円だが、一馬がそんなお金がどこにあるのかと苦しい家計を指摘すると憮然となった。片や一馬は非常時用に確保していた3万円を取り出してニンマリ。早苗が用意したのに本人はすっかり忘れているのは好都合だ。一馬は見つからないように古いロボットのオモチャに隠した。 早苗は母親の康子(木内みどり)に泣きついたが断られてしまった。それならばと我が家では当分節約大作戦を展開すると言い出した。フリーター生活の長かった亮介(小池徹平)から節約のノウハウを教えてもらい、3万円を捻出しようというのだ。冷蔵庫の開け閉めからトイレの水量まで厳しくチェックされて一馬はウンザリ。さらに暖房代わりに保温シートを体に巻きつけられ、一馬が今度の土日までにホテル代を浮かすのは無理だと漏らした途端、早苗はなにかひらめいたようで笑顔になった。ネットオークションに出品すると言い、家中から不用品をかき集め出したのだ。その中には家電製品に交じってあのロボットも含まれていたため一馬は内心焦った。 翌日会社で一馬がパソコンで検索すると、すでにロボットはオークションに出品されていた。しかも同僚からは温泉旅行費を早く払ってほしいと矢の催促。そこで一馬が早退してこっそりロボットの中から3万円を抜き出していると、そこに早苗とまどかが帰ってきた・・・。