シーズン1、エピソード102: 話: 時は19世紀末、大英帝国最盛期(パクス・ブリタニカ)のロンドン。古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」では、生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まる社会制度が人間同士の差別を生んでいた。そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年、ジェームズ・モリアーティがいた。これは、シャーロック・ホームズの宿敵の物語である。 物語は、貧民街の子供たちを狩りの獲物にする悪の貴族たちをモリアーティチームが討伐する「バスカヴィル家の狩り」から始まる。 続いて、ヨークからロンドンへ向かう汽車の中でウィリアムとシャーロックが再会し、ジョンが容疑者となる殺人事件を解決するために競い合う「二人の探偵」が描かれる。 そして、公演のサブタイトルでもある「大英帝国の醜聞」では、「The Woman」と呼ばれる美女、アイリーン・アドラーが英国王室の秘密文書を盗み出したことから始まる大騒動が展開される。アルバート率いるMI6は文書奪還とアイリーンの抹殺に動き出し、アイリーンはシャーロックに接触する。犯罪卿と名探偵、美貌の悪女による奇妙な三角関係が、大英帝国の醜聞を暴き出す。
