シーズン1、エピソード202: 話: 西風の精に小さな村に置き去りにされたユニコは、森で魔法使いククルックの弟子トルビーが吹く美しい笛の音を聞きます。トルビーはククルックの命令で森の動物を生き人形にしようとしており、追いかけられたユニコは川に落ちてしまいます。気がつくと、ユニコはチェリーという女の子の家にいました。そこにトルビーが訪ねて来ます。彼は三年前、家出したチェリーの兄でした。トルビーはククルックの命令で村人を次々と生き人形にすると、港で笛を吹き始め、生き人形たちは揃って港に向かって歩き出し、トルビーは彼らをククルックの島“ふいご島”に運びます。ふいご島は生き人形で作られた巨大な城で、後を追ったユニコとチェリーは、すぐにククルックに捕えられますが、トルビーに助けられ村に帰されます。そして、お化けの谷に行ったトルビーを追いかけたユニコとチェリーは、そこでスフィンクスなら魔法の解き方を知っていると聞き、スフィンクスの谷に向かいます。しかし、谷には子供のマルスしかおらず、マルスの言葉に従い、チェリーは一人で地の果ての木馬に会いに行くことにします。ユニコはチェリーの優しさに感激し、ユニコーンに変身するとチェリーとマルスを乗せ地の果てまで飛びます。地の果てはゴミの山でした。木馬の話によると、ククルックは昔、人形劇団で悪役専門のあやつり人形でしたが、使いものにならなくなった時、人間に棄てられ地の果てに流れつき、太陽の光で三百年たった時動きだし、人間に仕返しをするため出て行ったのでした。生き人形にされた人間や動物を救うため、愛と勇気で魔法使いと戦うユニコの姿が描かれます。そして、ふいご島は美しい緑の島に戻り、皆、魔法が解け、元通りになります。ユニコはまた、西風の精に抱かれ遠い空へと旅立って行きます。
