シーズン1、エピソード1: 山田太一脚本､名取裕子､役所広司､柄本明らが出演｡500万円盗難事件をきっかけに奇妙な縁で結ばれた3人の男女の人間模様を軽妙なタッチで描く｡ 【ストーリー】 草間晶子(名取裕子)は､銀行でコンピュータを相手に仕事をする独身OL｡スナックで知り合った小さな印刷工場を経営する川島武文(柄本明)との共同出資で､長年の夢だった詩集と絵本の店を出すことに｡ ところが､店の資金用に下ろしたばかりの500万円を歯医者の待合室で盗まれてしまう｡疑われたのは待合室に居合わせたファミリーレストラン店長の平岡健司(役所広司)｡警官立ち合いで平岡の身体や持ち物を調べるが､金は出てこない｡資金の紛失を知った川島は､2人で犯人捜しをしようと申し出る｡状況から考えて､平岡を犯人と断定した川島と晶子｡2人は平岡の勤務先まで押しかけ､しつこく付きまとう｡平岡の抗議で一度は退散したものの､彼が休暇を取って長野県小布施町に行くことを耳にした2人は､彼を追って小布施へ向かうが･･･｡