シーズン1、エピソード1: 話: 長屋住まいの熊五郎(または八五郎)は酒が飲みたいが金がない。そこへ隣のおかみさんが、病気の猫のために貰った鯛の頭と尻尾を捨てに行くところに出くわし、熊五郎はそれを貰い受ける。熊五郎は、その鯛の頭と尻尾をすり鉢などで隠し、まるで一匹丸ごとの鯛があるかのように見せかける。そこへ兄貴分が訪ねてきて、その鯛を見て酒を飲もうと提案し、酒を買いに出かける。兄貴分がいない間に、熊五郎は買ってきた酒をすべて飲んでしまい、その原因を隣の猫のせいにする。兄貴分が新しい鯛を買って戻ってくると、酒がなくなっていることに気づき、熊五郎は再び隣の猫が酒瓶を倒したと嘘をつく。しかし、一部始終を聞いていた隣のおかみさんが現れ、熊五郎の嘘がばれてしまうという噺である。
