S1, E1: 話: 建築士の伊織草輔(柴田恭兵)は、15年前に5歳になる長男・雄大を誘拐され殺害された過去を持つ。事件の時効を迎えた日、伊織は苦悩に満ちた思いでその日を迎える。しかし、時効から2日後、伊織のもとに15年前の事件の真相を話したいという内容の手紙が届く。伊織が差出人の指定した公園に向かうと、そこで見知らぬ男の刺殺体を発見する。その男は、最近伊織に近づいてきた不動産会社の社長を名乗る人物だったが、実は無職の藤崎達夫という男だった。藤崎が15年前の事件に関与していたと確信した伊織は、警察には手紙の件を伏せ、自ら事件の真相を追い始める。調査を進める中で、伊織は藤崎がかつて自分の設計変更が原因で会社をクビになった建材メーカーの資材納入担当だったことを知り愕然とする。そして、15年前の事件と、現在起こった殺人事件の背後に隠された、思いもよらない真実が明らかになっていく。
