S1, E1: 話: 心療内科「氷室想介クリニック」の氷室想介(小泉孝太郎)は、イケメンで頭の切れる優秀な精神分析医。彼のもとに、警視庁捜査一課警部補で中学・高校の同級生である田丸有希(美村里江)が、いつものように捜査協力を依頼しにやってくる。有希が持ってきたのは、最近刊行されベストセラーとなっているミステリー小説『だまし絵』。この小説に書かれている内容は、実は有希が2年前に担当するも未解決のままとなっている事件がモデルだった。2年前、鴨川の旅館でモデルの相田依子(篠原真衣)が首を絞められて殺害された事件で、当時、容疑者と思われた「如月透」と名乗る人物の足取りはつかめずにいた。相田依子の大学時代の友人で化粧品会社社長の井上ここみ(内田理央)、フラワーアレンジメント教室の講師の植松海荷(水崎綾女)、元・週刊誌記者の溝端裕治(小田井涼平)など、疑わしい人物は浮上したものの、決定的な証拠は得られなかった。小説では「ニューボーテ」社長の井上ここみが犯人とされているが、実際には事件当日、井上にはアリバイがあった。この小説を誰が何の目的で書いたのか、そして小説が記すように井上ここみが犯人なのか。そんな中、再び殺人事件が起きてしまう。氷室と有希の名コンビが事件解決に向けて動き出す。
