話 舞台 サクラ大戦奏組 ~薫風のセレナーデ~
S1, E101: 話: 憧れの少女歌劇団『帝国歌劇団・花組』に入れると信じ、出雲の田舎から世界有数と名高い蒸気都市“帝都・東京”の大帝国劇場へとやってきた雅音子。しかし配属されたのは、男だけで編成されたオーケストラ『帝国歌劇団・奏組』だった。音子は女優ではなく『奏組』の指揮者(マエストロ)になるべく呼ばれたのだという。さらに『奏組』には、帝都を脅かす魔物“降魔”と戦う戦闘部隊『魔障陰滅部隊・奏組』としての顔があり、その隊長にも同時に任命される。夢が遠のいたばかりか、恐ろしい降魔を目の当たりにし、悩み戸惑う音子だったが、彼女には「音が見える」という特殊な力があった。今まで不幸を招くだけだと信じきっていたその力で、帝都や帝都に住まう人を守れるかもしれないと思った音子は『奏組』の一員として頑張ってみようと決意する。音子がようやく帝都での生活に慣れてきたある日、新たな敵の存在が確認される。“デノンマンサー”その者たちが奏でる歪な音は、ゆっくりと確実に人の心を深い闇へと引きずり込んでいく。
