シーズン2、エピソード1: 話: 子供の頃に読んだ本に触発され、火星に行くことを夢見る、かつての少年達がいた。新妻ウィンディは、実父ゴードン達の自称「少年科學倶楽部」が、子供じみた計画に夫のジャックを巻き込むことに憤慨していた。ウィンディは、船乗りという職業柄ただでさえ家を空けがちなジャックに大切な話があったのだが、そんな彼女の気持ちなどお構いなしに、飛行船を改造したエーテル宇宙船で火星へ出発する準備は着々と進められていく。彼らは、火星研究の第一人者であるパーシバル・ローウェルに憧れ、幼い頃から火星旅行を夢見続けてきた(自称)素人物理学者集団「少年科學倶楽部」の面々である。夫であるジャックをすっかり倶楽部に取られ、寂しさに苛まれる新妻ウィンディこそ、彼らが計画の根拠とする異端の理論「エーテル気流論」の提唱者だった。倶楽部結成50周年の時を迎え、少年科學倶楽部の3人とジャックは、密かに火星へと飛び立つある計画を決行する。
