S1, E2: 話: 月島中央署の刑事・糸村聡は、ある事件の遺留品を遺族に届けるため千葉県木更津市を訪れる。そこで、大学教授の森末敬一郎が何者かに拉致される現場を目撃する。森末の車に残された女子大生を保護した糸村は、その時、22年前の東京~長崎間の寝台特急の未使用の指定席券を拾う。一方、犯人から「森末を誘拐した」という電話を受けた千葉中央テレビの報道記者・倫子のもとには、気温50度のコンテナに監禁された森末の動画が送られてくる。犯人は身代金9125万円を要求し、身代金の受け渡しを生中継させるよう指示する。人質救出のため、身代金を持って指定された場所へ向かう大洋物産取締役の岡部保だったが、犯人からの連絡を受けた後、不審な行動を取り、受け渡しは失敗に終わる。目撃者として捜査協力することになった糸村は、遺留品の切符が気になり、発券された駅を訪れる。そこで、同じ切符を持った男が約2カ月前に現れ、発券当時の駅長の住所を尋ねていたことを知る。
