S1, E13: 話: 警視庁東王子署の警部補・鴨志田新一(伊東四朗)と、警察庁刑事局のエリート警視である娘・岡崎真実(羽田美智子)が事件に挑むシリーズ第13弾。栃木・塩原温泉の山中で、注目作家の綾野文(南伊)の遺体が見つかる。文が東王子署管内に住んでいたことから、栃木県警は警視庁との合同捜査を要請し、真実は鴨志田のいる東王子署に捜査本部を設置する。文は死亡する前日に那須塩原市内で講演し、温泉旅館に一泊していたが、チェックアウト後の足取りが不明となっていた。また、事件前日の午前中には東京・浅草のATMで30万円の現金を引き出していたことも判明する。鴨志田が栃木県警の刑事・原島吾郎(木村祐一)と捜査を進める中で、文が雇った謎の助手・溝口カナエ(瀬戸カトリーヌ)の存在が浮上。年齢不詳、住所不定で所在もつかめないカナエの捜索が始まるが、カナエは自分が疑われることを案じ、鴨志田と真実の同居人である新人弁護士・姉小路行人(石井正則)の法律事務所に駆け込んでいた。文の遺体からはペルシャ絨毯の繊維が検出され、それが文宅のものと一致する。さらに、文の作品「運命の赤い帯」のモデルとなった芸者・紅葉が、文の担当編集者である片桐茜(馬渕英俚可)の母親であることが明らかになる。茜は文の才能に嫉妬し、文も自分を縛り付けて執筆を強制しようとする茜に反発。酷く罵ってきた文を茜が殺害したことが判明する。
