S1, E1: 婚約者が殺害されるという悪夢から5年、久しぶりに現場に復帰した京都府警捜査一課の山名省吾(椎名桔平)は、ある殺人事件で所轄の伊佐山毅臣(寺島進)と捜査を共にする。伊佐山の強引な捜査方法は山名の危惧感を誘うが、当の伊佐山はまるで気に留めることなく、いつも通りの取り調べで容疑者から自白を引き出すことに成功。手柄を我がものにし上機嫌の伊佐山は、山名に対し刑事の勘が鈍っていると揶揄するような態度をとる。その伊佐山が山名と別れた直後、大型トラックと衝突し、あっけなく事故死を遂げる。山名は、伊佐山最後の事件容疑者を担当検事・谷沢憲一(渡辺いっけい)に送検する。伊佐山の死に対し、「殉職なら特進もあったのに事故じゃね」という谷沢の冷めた言葉の響きに、ざらついた気持ちになる山名。その晩、自宅に戻った山名に驚愕の報せが飛び込んでくる。(C)貫井徳郎/新潮社/テレビ朝日・東映
