シーズン1、エピソード1: 話: 昭和49年、東京。ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で、みすぼらしい身なりの黒人青年が胸にナイフが刺さった状態で息絶える。頬には一筋の涙が伝っていた。現場に駆け付けた麹町東署の棟居弘一良(藤原竜也)は、本庁捜査一課の横渡伸介(緒形直人)とともに捜査を開始する。青年が向かおうとしていた最上階では、高名な美容家の八杉恭子(鈴木京香)による盛大なレセプションパーティーが開かれていた。殺された青年の名前はパスポートからジョニー・ヘイワードと判明するが、恭子のパーティー客に該当する人物はいなかった。その後の捜査で、ジョニーはニューヨークのスラム街育ちであること、片言ながら日本語が話せたこと、そして死の間際「ストウハ」という謎の言葉を残していたことが分かる。
