Episode 2
S1, E2: #2: 暮懸鈴が謝雪臣を助けたのは、師匠である桑岐の命令によるもので、仙盟玉令のありかを探るためだった。彼女は仲間の欲影に計画を打ち明け、謝雪臣をわざと逃がして後をつけ、追っ手を差し向けるのも恩を売るための演技だった。暮懸鈴は謝雪臣の心の中を覗き、彼が幼い頃に父親から「大きな責任を背負う者は何かを特別に愛してはいけない」と教えられた悲しい過去を知る。欲影が欲望しか見られないと分かると、暮懸鈴はためらうことなく欲影を始末し、目的のためなら手段を選ばない冷酷さを見せる。一人で去ろうとする謝雪臣に、暮懸鈴は強引についていき、幻影簪を使って二人の正体を隠す。宿屋で霊獣を追う鏡花宮の一行と遭遇した二人は、虐げられる霊獣を前にした暮懸鈴の行動が謝雪臣との間に対立を生み、始まったばかりの二人の旅は早くも大きな波乱を迎えることになる。
