シーズン1、エピソード5: 今回のテーマは「鶏肉」。世界で最も消費されている肉であり、飼育費が安いことから庶民の味として親しまれている。極寒の黒龍江でも庭で鶏肉を飼育し、越冬の糧としている。アフリカの砂漠地帯でも鶏肉はありがたがられる。作物が育たない干ばつの中、一家の家計を助けようと焼鳥を売る青年がいる。また、韓国ではここ数十年、フライドチキンが大流行。3万軒以上あるフライドチキンの店でオリジナリティを打ち出すのは至難の業だが、母と息子は新メニューの開発に力を入れる。安徽省では、昔ながらの製法で鶏の丸焼きを作る親子がいる。一方重慶では、鶏モツなどの庶民料理を売りに店を切り盛りする女性がいる。そして日本では焼き鳥に生涯をかける男が、こだわりを貫きのれんを守っている。鶏はさばき方次第でそれぞれの部位を楽しむことができる。
