あの日、兄貴が灯した光

柔道の国家代表選手として華々しく活躍していたコ･ドゥヨン (D.O.)。だがある試合の最中、不慮の事故で失明してしまう。一方、詐欺を繰り返していたドゥヨンの兄コ･ドゥシク (チョ･ジョンソク) は、弟の事故を塀の中で知る。なんと彼は実の弟の悲劇を利用。涙涙の芝居を刑務官たちの前で披露し、仮釈放のチャンスをまんまと手に入れるのだった。弟の世話をする保護者として1年間の仮釈放を手に入れ、意気揚々とシャバに出たドゥシク。実は突然家出したきり家族と一切の連絡を絶っていたドゥシクは、ドゥヨンとは実に15年ぶりの再会。だが久々に足を踏み入れた実家は、荒れ放題のまるでゴミ屋敷状態。既に両親は他界し、目が不自由なまま一人で暮らし続けていたドゥヨンは、カーテンを閉め切り食事もろくに取らずに引きこもっていたのだ。