ささくれ
職場恋愛の末に入籍を目前に控えるも、急な婚約破棄を受けて実家に出戻った瑞季 (里内伽奈)。元婚約者との気まずさから仕事は退職、同居する母・真帆 (秋本奈緒美) の冷ややかな視線もよそに、憂鬱で自堕落な生活を送っていた。ある日唐突に届く一通の封筒。それは、かつて瑞季と真帆を残して去った父・晃一 (板尾創路) からの結婚祝いだった。煮え切らない感情が募るなか、無用の祝儀を突き返すべく、瑞季は父の暮らす町を訪れた。両親の離別。そして自身にも訪れた、結婚“できなかった”生活。新たな一歩を踏み出すために、彼女が起こした行動とは……。
