遠山組事務所見習いとなった赤池翔太(杉江大志)は、そこで昔気質のヤクザ南幸男(笠原紳司)と出会う。『三流ホストのヒモ顔だ。やめとけ。』そう南にあしらわれ、怒りのあまり殴りかかる翔太だったが、南の圧倒的な強さの前になす術もなく叩きのめされてしまう。それ以来翔太は南を兄貴と慕うようになった。『メンツの為に、誰か男になってくれねぇか？』チャイニーズマフィアがトラックで本部に突っ込む事件が起きた。それを機に、上層部からマフィアのNo.2の襲撃を打診される南。同じく組織から南の身の回りの世話をするよう命じられた翔太。二人は組織の指示の下、のどかな別荘地にある民宿へ向かう事となる。いつ訪れるかも分からぬ襲撃合図を待ちながら、張り詰めた日々を過ごす二人。だが、都会の喧騒とは程遠い穏やかな時間の中で行動を共にする二人の間には、いつしか強い絆が結ばれていくのだった。この襲撃計画の裏にある組織の企みが二人の運命を弄ぶとも知らずに。そして今、それぞれの思いが交錯し、渇いた銃声が鳴り響く…