新学期が始まった。中学で教えるピエール、メリエム、フアド、ソフィー、サンドリーヌ、アリックス、ソフィアンは仕事熱心で団結している仲間だ。そこに代替教員として派遣されたバンジャマンが加わる。若く経験もない彼は、すぐに問題にぶち当たるが、仲間と接することで、バンジャマンは脆い教育機関の中において、どれほど教育への情熱が根付いているのかを知る。前作で奮闘する若い研修医を描いたあと、元医師でもあるトマ・リルティは教師の世界に繊細な賛辞を贈り、脆いシステムが抱える巨大な課題を検証する。