１９世紀初頭のローマ。放蕩貴族のトゥリオは美しい妻ジュリアーナがいながら、愛人のテレーザと密会を重ねていた。そんな夫の姿に心を痛め、すっかりやつれていたジュリアーナは、彼女を優しく気遣う詩人のフィリッポといつしか恋に落ち、ついにその子どもを身ごもる。その後、フィリッポは不意に病死してしまうが、ジュリアーナは子どもを出産。その子が自分の子どもではないことを知ったトゥリオは、子どもの殺害を決行し……。