学校でのイジメを苦に、首吊り自殺をした岡田和馬。その遺書には、「浅生隆俊を呪う」とだけ書かれていた。しかし、隆俊の妹のななみは疑問だった。イジメられていた和馬を、ただひとり庇っていたのが隆俊だったことを知っていたからだ。なぜ和馬は、あんな遺言を残したのか…。憔悴しながらも隆俊は、和馬の自殺の真相を調べ始める。一方、陰湿なイジメが横行する学園内では、復讐を代行する「リベンジャーズ」が結成される。暴力による暴力撲滅を謳い、料金を徴収する「リベンジャーズ」。その存在は、イジメの構造をさらに悪化させていった。そんなとき、隆俊や「リベンジャーズ」のメンバーが次々に殺されてゆく。果たして、その真犯人とは…。
