コードネーム:ジャッカル
事故死や自殺に見せかけて殺しを遂行する伝説の殺し屋ジャッカル。アンチヒーローとしてネットのファンクラブ会員が20万人もいるが、性別も素性もわからずその素顔を見たものはいない。そのジャッカルが引退することになり最後のターゲットとして選んだのが、トップスター歌手でイケメンのチェ・ヒョン。ジャッカルはチェ・ヒョンの行動を監視し、殺しの機会を伺う。狙われているとは露知らず、ホテル“パラダイス”にチェックインしたチェ・ヒョン。実は彼には秘密の恋人がいて、このホテルで逢引をする予定になっていたのだ。スターだとばれないよう日本人に変装し恋人が来るのを心待ちにしていたその時、謎の女ポン・ミンジョンに捕まり部屋に監禁されてしまう。 一方、ジャッカルを捕まえることに執念を燃やしているシン・チーム長もこのホテルにジャッカルが現れるという情報を突き止め、地元警察のマ班長の協力を得て、張り込みをすることに。しかし、マ班長は女たらしでいい加減、協力どころか邪魔ばかりする。その上、ホテルのオーナーと従業員は曲者揃いで、全然協力的じゃない。シン・チーム長はいらだちを募らせ、ジャッカルを捕まえるどころか仲間割れを起こしてしまう。ミンジョンは「ソニョンさんの依頼であんたを殺す。」とナイフを振りかざすのだが、なぜか躊躇してしまう。実は彼女はチェ・ヒョンの大ファンだったのだ。咄嗟にチェ・ヒョンは、自分はチェ・ヒョンのそっくりさんのチェ・ホンで人違いだと主張。変顔をしたり、自慢の腹筋をわざと太っ腹に見せたり、自分の歌を下手に歌ったり、下手なダンスをして必至に偽物だと訴え、逃げるチャンスを伺う。そのうちにミンジョンはチェ・ヒョンを殺すことをためらうようになり、チェ・ヒョンは逃げられるチャンスがあるのになぜか逃げようとしなくなる。二人の間に、奇妙な感情が生まれはじめるのだが…。いつものようにすんなりいくはずだったのだが、警察、ストーカー、愛人、曲者のホテルオーナーなどが入り乱れ、 事態は思わぬ方向へ…。殺し屋とトップスター、出会うはずのなかった2人の恋の行方は?そしてチェ・ヒョンの命は!?
