ザ・ローリング・ストーンズ サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス '78
ザ・ローリング・ストーンズ 最絶頂期のライヴ映像が遂に登場!ザ・ローリング・ストーンズの最絶頂期ともいえる1978年北米ツアーのライヴをとらえた歴史的ドキュメント『サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス'78』。ロック界のスーパースターの座を掴みながらも、贅肉を削ぎ落とした細身で筋肉質サウンドで勝負してきたのがこの年のザ・ローリング・ストーンズだが、当作はそんなツアーの中から1978年7月18日テキサス州フォート・ワースのウィル・ロジャース・メモリアル・センターでのライヴ・パフォーマンスを全曲収録したもの。オリジナル16mmフィルムからデジタル・リマスタリング、ボブ・クリアマウンテンによるリミックスを経て、未発表だったライヴ映像の封印が 解かれたことは、ロック史に残るひとつの事件である。常にロック・シーンと共に前進してきたストーンズだが、この時期台頭してきたパンク勢と真っ向から激突する彼らのロックンロールは猛々しく、そして生々し い。チャック・ベリーの「レット・イット・ロック」でスタート、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ブラウン・シュガー」などの名曲、そして「オール・ダウン・ザ・ライン」「スター・スター」「リスペクタブル」など、疾走系ナンバーをフル全開。また、リリースされたばかりのアルバム『サム・ガールズ』から、大胆にディスコ・サウンドに斬り込んでいく「ミス・ユー」も、このツアーから披露されている。ミック・ジャガーはシンガーとして、そしてフロントマンとしてピークを迎えようとしており、キース・リチャーズは鬼気迫るギター・プレイを斬りつける。バンド加入後、これが2度目の大規模アメリカ・ツアーとなるロニー・ウッドは新風を吹き込み、チャーリー・ワッツとビル・ワイマンの鉄壁のリズム・セクションも、独特のグルーヴとスウィング感で独自のビートを生み出している。ツアー・メンバーのイアン・スチュワートとイアン・マクレガンによるピアノ/キーボードも加わって一丸となったステージは80年代、ストーンズがスタジアムを主戦場とする以前の、アリーナ・クラスの会場をメインに荒らしまわっていた時期の演奏をフルに堪能できる。
出演 ザ・ローリング・ストーンズ、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ
監督 Lynn Lenau Calmes