ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション
70年代末に日本でも大ヒットした女性5人組バンド、ザ・ランナウェイズの中心メンバーであり、解散後はソロ活動を続け2015年にはロックの殿堂入りを果たし、ロックンロールの象徴ともいわれるジョーン・ジェット。その幼少期から現代まで、約半世紀にわたる半生を95分間で描き切るドキュメンタリー映画が『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』。半世紀にわたって逆境と戦い、自身の純粋な目的を成し遂げるべく生きてきた一人のミュージシャンの生き様を追った本作は、どんな状況に陥っても自分が賛同できない世界に迎合せずに突き進むことの重要性と美しさを提示する。ジョーン・ジェットの<ギターを弾きたい>という純粋さと直向きさは、観る者の心に大事な何かを残してくれるに違いない。