銃をギターに持ち替えて、スラッシュが故郷に錦を飾る凱旋ステージ!ガンズ&ローゼズとヴェルヴェット・リヴォルヴァーの2大バンドでの輝ける軌跡を完全網羅したザ・ベスト・オブ・スラッシュ、2011年7月に行われた最新ライヴを収めた映像作品!2010年4月に初のソロ・アルバム『スラッシュ』を発表、大規模なワールド・ツアーを行ったスラッシュ。『サマーソニック10』への出演後、今年3月にも単独ツアーが行われたが、東京公演は東日本大震災の余波で中止となるなど、波乱のサーキットとなった。そんなツアーから2011年7月24日、彼が育ったイギリス、ストーク・オン・トレントのヴィクトリア・ホールでのステージを収めたのが『メイド・イン・ストーク24/7/11』だ。これまでガンズ&ローゼズ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、スラッシュズ・スネイクピットで活動してきたスラッシュだが、それらのバンドの代表曲の数々を披露。「スウィート・チャイルド・オー・マイン」「ナイトレイン」「パラダイス・シティ」「ミスター・ブラウンストーン」「ロケット・クイーン」「シヴィル・ウォー」と、惜しげもなくガンズ・ナンバーの数々を連打、ギター・ソロでも懐かしの「ゴッドファーザー愛のテーマ」を奏でるなど、往年のガンズ・フリークだったら感涙を禁じ得ない選曲だ。ますます艶を増したスラッシュのギター・プレイはもちろんのこと、相棒のシンガー、マイルス・ケネディが新ヒーロー登場!と呼ぶに相応しい大活躍ぶりを見せているのも注目だ。オルター・ブリッジのフロントマンとして活動するマイルスだが、レッド・ツェッペリン再結成ツアーにロバート・プラントの後任として候補に挙がったほどの実力派(実現はしなかった)。『スラッシュ』からのナンバーはもちろん、アクセル・ローズやスコット・ウェイランドなどロック界のトップ・ヴォーカリスト達が歌ってきた名曲を堂々とこなし、特に「スウィート・チャイルド・オー・マイン」「ナイトレイン」などでは今のアクセル以上にアクセルらしいヴォーカルで魅了してくれる。2012年にリリース予定のニュー・アルバムでは全曲でコラボレートするというスラッシュとマイルス・ケネディ。新しいロック伝説が胎動する今、その序章であるライヴ・パフォーマンスを体験する我々は、歴史の証人となる。【メンバー】スラッシュ(ギター) / マイルス・ケネディ(ヴォーカル) / トッド・カーンズ(ベース、ヴォーカル) / ブレント・フィッツ(ドラムス) / ボビー・シュネック(ギター)