
⼤好きだった親友は“秘密”を残して姿を消した――公募展で大賞に選ばれた「作者・ハウン」という記載だけで応募された絵画。そこに描かれていたのは高校生のミソだ。ミソとハウンは小学生からの大親友。ずっと⼀緒に生きていくと約束したが、17歳の夏、ハウンに恋人ジヌができ気持ちがすれ違っていく。そんな中、ミソは済州島を離れソウルで暮らすことを決意。生きていくだけで必死な日々を過ごしていたが、ハウンには絵の勉強をしながら旅をしていると嘘の手紙を送っていた。それから5年が経ち再会を果たした2人は釜山旅行に出掛けるが、価値観の違いによって大喧嘩に。それを機に疎遠になっていた16年目のある日、ハウンは忽然と姿を消した。2人だけの“秘密”を残して…。