パリで連続強盗事件が発生。犯人はドーベルマンと名乗る男が率いる強盗団。リーダーのドーベルマンことヤン・ルパントレックは生まれながらの強盗である。彼の仲間には薬に溺れて殺人の衝動に駆られているムス、斧を振り回す巨漢ピットビュル、冷静沈着で聖書に手榴弾忍ばせ常に携帯する神父(アッベ)、同性愛者で女装好きのソニア、廃車回収業者でマシンガンの使い手レオ、ヤンの恋人で爆弾の扱いに長けた美女ナット、狙撃の名手にしてナットの兄であるマニュなど多彩な仲間が揃っていた。鮮やかな手口で犯行を成功させる一味に対して、追い詰められた警察は目的の為には手段を選ばない非情なクリスチーニ警視をドーベルマン一味の壊滅作戦に登用する。クリスチーニはソニアを家族ごと脅迫してドーベルマン一味のアジトのありかを突き止め、深夜強盗団のアジトであるパブを急襲し・・・、ナットを連れ去り、マニュとレオとピットビュルの3人を殺害した。仲間を殺された挙句、恋人を連れ去られたドーベルマンの復讐が始まる・・・。

出演 ヴァンサン・カッセル, チェッキー・カリョ, モニカ・ベルッチ
監督 ヤン・クーネン