主人公デヴィッド（デヴィッド・ジュントーリ）は、結婚式を控えた数日前、婚約者に捨てられてしまう。風変わりで陽気な花婿介添人のフルーラ（フルーラ・ボーグ）は、デヴィッドに俺たち二人だけで“バディームーン”しようと言い張る。デヴィッドは、オレゴン州の素晴らしい景色の山脈を巡るハイキングのハネムーンを花嫁と行く予定だった。道中にハイ状態の陰謀論者（ブライアン・T・フィニー）や美人のバックパッカー（クレア・コフィー）、さらに殺気立つオオカミ（本物の狼）に遭遇したり…きっと笑ってしまうシーンもあるだろう。この旅を経ながら二人の友情、生き様が試される。バディームーンは、デヴィッドとフルーラの男の絆を描いた冒険物語だ。探検家ウィリアム・クラークが相棒のメリウェザー・ルイスと探検した際、日記に書き留めた友情関係の話とだぶらせている。バディームーンは、長年ドキュメンタリーの分野で成功をおさめているアレックス・シモンズ監督の長編映画デビュー作だ。アレックスが、仲間であり以前のルームメイトだったデヴィッド・ジュントーリとフルーラ・ボーグと共同で脚本を執筆した。