元フランス軍のエリートで、現在フランス諜報部員として活動するジョスラン=ボーモンは、アフリカのマラガウィ共和国の独裁者ンジャラ大佐暗殺のため、その国に潜入していた。だが、作戦決行寸前に政治的状況が変化してンジャラは大統領に就任、作戦は中止となり、ボーモンは逮捕される。長期刑を言い渡され、過酷な強制労働と拷問を受け続けたボーモンは、2年後に脱獄を果たすと、パリへと戻って来る。その目的は、パリを訪問中のンジャラ大統領の暗殺と、自分を裏切った秘密警察長官ロゼンたちへの復讐だった。ボーモンの脱獄と帰国を知った諜報部と秘密警察は、彼を捕えようと行動を開始するが、怒りに燃えたボーモンを止めることは誰にもできなかった…。
