聖石の力を宿し、青陽郷を治めたリン・ドン。イエン大師からの招きで、妹のチンタンを引き連れ、炎都にやってきた。その都市は、万金商会が一大勢力を誇っていたが、血衣門の門主、ウェイ・トン、そして、ユエ・シャン率いる血狼党が、勢力の拡大を図っており、三者の対立が激化しつつあった。リン・ドンの噂を耳にしていたウェイ・トンは、彼の力を利用しようとチンタンを誘拐し、リン・ドンを九重塔へ誘い出そうと画策。再び、リン・ドンの生死を懸けた戦いが始まろうとしていた―。