ミュージカル 憂国のモリアーティ Op.1

時は19世紀末、古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。これはジェームズ・モリアーティ、或いはシャーロック・ホームズの敵（かたき）の話――。横暴な領主ダブリン男爵に深い怒りを抱いていた労働者夫婦の依頼を受け、“犯罪相談役”として動き出したウィリアム。そして豪華客船ノアティック号の処女航海の折、ウィリアムの前に唐突に現れた一人の男、シャーロック・ホームズ。宿命の2人が遂に出会う…！ウィリアムはシャーロックこそが自身の仕立てる“犯罪劇”の主人公にふさわしいと、彼を審査（オーディション）することに決める。©竹内良輔・三好 輝／集英社 ©ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト [2.5次元舞台]