2050年までに世界の肉の消費量が2倍になると予測され、既に畜産に使われている土地は世界の陸地の半分近くを占め、畜産由来の温室効果ガスは車から排出されるものより多いというのが現実です。そこで現在世界的に注目されているのが「培養肉」です。これは従来の畜産業が抱える屠殺という倫理的問題と環境への影響を排除し動物の細胞から肉を育てるものです。リズ・マーシャル監督は「この映画は、新しい産業の誕生を捉えている」と言います。ビル・ゲイツやリチャード・ブランソン、食品大手のカーギルやタイソン、ソフトバンク・グループなどは、「培養肉」が食品として市場に出回ることを確信しアップサイド・フーズに投資しています。

監督 Liz Marshall