舞台は新宿歌舞伎町。闇の世界で硬骨と生きる暴力団組員セイジ(藤原竜也)には、太陽光に弱い色素性乾皮症という難病を患うただ一人の家族・弟ミチオ(木村了)がいた。肉親の亡き後、兄弟二人で社会の孤独感を味わいながらもひたむきに生きていく。そこに、ささやかながら明るい光りを注いだのが、ミチオの担当看護師、ケイコ(岡本綾)。セイジはケイコと出会い、生きる意味を少しずつ考えていく。ケイコも、いつしかセイジに惹かれていく。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった・・・。