古本屋の長男で植木職人の照男(荒川良々)は、人を怖がらせることにばかり熱中している29歳。いつの日か世界一怖いオバケ屋敷を作るというデカい夢を実現するため、ヒマを見つけては周囲に怪談を語って聞かせたり、バケモノの扮装をして人を怖がらせたりして楽しんでいる。そんな照男の幼なじみの久信(岡田義徳)は、大学病院に常駐する清掃会社のサラリーマン。誰もが認める“いい人”だが、もうじき30歳の自分に自信が持てずスランプ気味の彼は、ノーテンキに遊んでばかりいる照男についお説教を垂れてしまう。プライドを傷つけられて怒り爆発の照男は、オバケ屋敷作りに改めて意欲を燃やすが、その野望が実現しそうな根拠はどこにも見当たらなかった。ある日、久信は求人に応募してきたあかり(木村佳乃)という女性を面接することに。ただでさえ負のオーラを発しているあかりは、なぜか血を流し、ボロボロに破れた服をまとって病院にやってきた。衝撃的なまでに手先が不器用なあかりに不思議と好意を抱いた久信は、着任早々トラブルを連発する彼女を陰ながら見守っていく。そんなあかりの日課は、河原の掘っ立て小屋に住みながら、ゴミで人形を作るヌーさん(白石加代子)というホームレスの日常を、大好物のチクワを食べながら観察すること。アマチュア画家でもあるあかりは、自分が描きためたヌーさんの絵をおそるおそる本人に見てもらう。絵を喜んでもらえたあかりは、嬉しくなって久々に笑うことができた。 相変わらず無責任でマイペースな日々を送っていた照男の日常にも変化が起こり始める。久信の説教に続き、周りの大人たちからのプレッシャーを浴びて、オバケ屋敷計画に本腰を入れようと一念発起したのだ。しかし人生初の企画書を作ってまで資金提供を申し込んだ大富豪の叔父さん(小倉一郎)からは、「熱いものが何も伝わってこないんだよ!」とキツいひと言。その頃、鬱状態で寝込んでいた照男の父、英太郎(蟹江敬三)は、ふらりといずこへと旅に出てしまった…
作品について
全然大丈夫
古本屋の長男で植木職人の照男(荒川良々)は、人を怖がらせることにばかり熱中している29歳。いつの日か世界一怖いオバケ屋敷を作るというデカい夢を実現するため、ヒマを見つけては周囲に怪談を語って聞かせたり、バケモノの扮装をして人を怖がらせたりして楽しんでいる。そんな照男の幼なじみの久信(岡田義徳)は、大学病院に常駐する清掃会社のサラリーマン。誰もが認める“いい人”だが、もうじき30歳の自分に自信が持てずスランプ気味の彼は、ノーテンキに遊んでばかりいる照男についお説教を垂れてしまう。プライドを傷つけられて怒り爆発の照男は、オバケ屋敷作りに改めて意欲を燃やすが、その野望が実現しそうな根拠はどこにも見当たらなかった。ある日、久信は求人に応募してきたあかり(木村佳乃)という女性を面接することに。ただでさえ負のオーラを発しているあかりは、なぜか血を流し、ボロボロに破れた服をまとって病院にやってきた。衝撃的なまでに手先が不器用なあかりに不思議と好意を抱いた久信は、着任早々トラブルを連発する彼女を陰ながら見守っていく。そんなあかりの日課は、河原の掘っ立て小屋に住みながら、ゴミで人形を作るヌーさん(白石加代子)というホームレスの日常を、大好物のチクワを食べながら観察すること。アマチュア画家でもあるあかりは、自分が描きためたヌーさんの絵をおそるおそる本人に見てもらう。絵を喜んでもらえたあかりは、嬉しくなって久々に笑うことができた。 相変わらず無責任でマイペースな日々を送っていた照男の日常にも変化が起こり始める。久信の説教に続き、周りの大人たちからのプレッシャーを浴びて、オバケ屋敷計画に本腰を入れようと一念発起したのだ。しかし人生初の企画書を作ってまで資金提供を申し込んだ大富豪の叔父さん(小倉一郎)からは、「熱いものが何も伝わってこないんだよ!」とキツいひと言。その頃、鬱状態で寝込んでいた照男の父、英太郎(蟹江敬三)は、ふらりといずこへと旅に出てしまった…
64%
平均 | 5.5 |
レビュー | 11 |
Fresh | 7 |
Rotten | 4 |
情報
- スタジオ
- 「全然大丈夫」製作委員会
- リリース
- 2008年
- 再生時間
- 1時間50分
- 指定
- G
- 生産地域
- 日本
- ©2007「全然大丈夫」製作委員会
言語
- オリジナル音源
- 日本語(日本)、日本語
- オーディオ
-
日本語(日本)